酢玉ねぎは、玉ねぎを酢に漬けたもので、そのさっぱりとした酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。それぞれに健康効果の高い酢と玉ねぎ。ここではそれぞれの持つ効能・効果そしてそのパワーについて詳しく解説します。
腸内環境 改善 効果
腸内に悪玉薗が増えることは体内に老廃物が溜まってしまうこと。それだけでなく、必 要な栄養をも吸収できなくなります。大きな病気を発症する原因にもなる悪玉菌を減ら し、腸に必要な善玉菌を増やすもととなる成分を酢玉ねぎは持っているのです。
善玉菌にえさを与える
腸は、日々摂取した食べ物から栄養を吸収し、不要な物質や有害な成分を体外に排出する重要な役割を果たしています。腸で吸収された栄養は、血液の質や体質にも影響を及ぼすことがあります。
つまり、腸内環境が悪化すると、体が必要とする栄養の吸収が十分に行われないだけでなく、有害な細菌やウイルスの排除にも支障が生じます。
腸内環境を悪化させる原因となるのは、「悪玉菌」と呼ばれる大腸菌やブドウ球菌などの細菌です。これらの菌は、腸内に入ってきた食べ物を腐敗させ、発がん物質や毒素を生成することで、体に悪影響を与えます。
毒素が増えると、解毒機能を担う肝臓の働きが低下し、毒素が血液中に混ざってしまいます。その結果、毒素が全身に巡り、最終的にはがんや動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まるとされています。
悪玉菌は、タンパク質や脂肪を多く含む食品を好んで分解し、その過程で悪臭を伴う有害物質を生成します。これらの有害物質が便秘や下痢を引き起こし、さらに動脈硬化や高血圧の原因ともなり、体調の悪化につながります。
簡単に言うと、悪玉菌を減らし、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やすことで腸内環境を改善できます。これらの善玉菌は、病原菌から体を守り、免疫力を高める効果があります。
善玉菌は、発酵食品に豊富に含まれています。ヨーグルトなどを摂取することで簡単に取り入れることができますが、善玉菌は長期間腸内に留まることができず、最終的には排出されてしまうことが多いです。
そこで、酢玉ねぎが役立ちます。玉ねぎには、ビフィズス菌や乳酸菌の栄養源となるフラクトオリゴ糖が含まれています。この糖を利用して善玉菌が増え、腸内環境を整えるのです。また、酢には腸を刺激する作用があり、善玉菌を増やすビタミンCも豊富に含まれています。
善玉菌を増やす代表的な発酵食品であるヨーグルト、味噌、キムチ、チーズなどと酢玉ねぎを上手に組み合わせることで、効率よく善玉菌を増やすことができることがわかります。これにより、腸内環境をさらに改善することが期待できます。
