動悸 漢方薬 で改善 症状を軽減改善する

2024/10/25

動悸 漢方薬 で改善 症状を軽減改善するにはどんな漢方薬を選ぶのがいいのでしょうか。漢方薬は 動悸 ( どうき ) にどのような作用をするのでしょうか。また、どのような漢方薬を選ぶのが適切でしょうか。

動悸 漢方薬 で改善

突然起こる動悸 ( どうき ) つらいものです。そんな動悸には漢方薬も効果的です。この記事では、動悸の原因から動悸になりやすいタイプ、動悸に効果的な漢方薬までご紹介します。

動悸 ( どうき ) 症状

動悸 ( どうき ) とは、心臓の拍動を自覚すること、あるいは心臓の拍動を強く意識することをいいます。動悸は心悸亢進ともいわれます。緊張したり激しい運動をしたわけでもないのに動悸が頻繁に起こったり長く続いたりすると、不安な気持ちも強くなります。

自分の心臓の拍動(心拍、ドキドキという動き)に敏感になって、不快感や違和感を自覚する状態のことです。脈拍が速くても、遅くても、普通であっても、その脈拍がいつもと違うだけで動悸と表現されますので、どのような動悸なのかが大切です。

 

心臓は全身へ血液を送り出すポンプの役割をしていて、健康な成人の心臓では、普通1分間に60~80回ほどの拍動があります。この拍動が首や手首などの動脈に伝わって、脈拍として感じられます。

普段は心臓の拍動は気にならないものですが、おもに循環器系の病気があったり、体の状態によってもドキドキと自覚することがあります。

心臓は1分間に60~70拍で規則的に収縮しますが、このリズムが崩れることを総称して不整脈と呼んでいます。心拍数が多い/少ない、本来起こらないタイミングでの収縮などいろいろバリエーションがあり、これらを自覚した場合に動悸という症状になります。

動悸 ( どうき ) 原因

動悸には、狭心症や心臓弁膜症、不整脈などの心臓疾患によるものと、自律神経や貧血など心臓疾患以外が原因のものがあります。

心臓疾患以外の原因で起こる動悸は、20代~50代くらいの人でみられ、女性だと更年期妊娠中に多くて、ホルモンの分泌や鉄分不足なども関係しているようです。

お茶やコーヒーに含まれるカフェイン、アルコール類、たばこのニコチンなどには、自律神経を刺激して血圧を変化させ脈拍を速める作用があります。これらの摂取量が多過ぎると、胸の苦しさや不整脈、動悸を引き起こす可能性がありますから、カフェインやアルコールはほどほどに、たばこはやめましょう。

東洋医学では動悸の改善には、「気」を増やして全身をめぐらせ、「血」や「水」の流れを整えると良いと考えられています。

動悸 ( どうき )対処法

自覚症状が出たら、深呼吸をしてみましょう。呼吸を整えてリラックスすることが大切です。また、楽な姿勢になって様子をみましょう。焦らずに落ち着くことも大切です。そのまま症状が落ち着く場合もあります。

動悸を感じた時にはまず深い腹式呼吸を行ってみてください。ゆっくり大きく鼻から息を吸い、お腹に空気をいれるようにお腹を膨らませ、時間をかけ吸った空気を吐き出してお腹をへこませます。何度か繰り返しながら、肩の力を抜いてリラックスします。

  動悸 ( どうき )  効果的な漢方薬

動悸 (どうき ) といっても、軽いものから重いもの、一時的なものから慢性的なものまであります。 痛みが激しければ病院へ行くことが優先されますが、漢方あるいは西洋医学の治療と併用するのもひとつの方法です。

動悸は「狭心症」や「心筋梗塞」などの病気が潜んでいることもあり、油断できない疾患ですが、 ストレスや生活習慣などが原因であることも多く、漢方では「心臓」という臓器のみではなく、様々な臓器と密接に関わりあっていると考えます。

動悸 ( どうき ) というのはひとつの症状ですから、これを治していくには原因となる病気があるかを正しく判断する必要があります。専門医に相談したうえで、次のような漢方薬を試してみるとよいでしょう。

体力がある方というよりはどちらかというと虚弱な方向けの漢方薬かと思います。冷えがあったり貧血があったり、胃があまり強くなかったりですね。何か原因があって胃腸が冷えて水飲が発生し、それが心下に停滞してしまいます。さらにそれが頭の陽気を塞いで目眩が起こるという症状に使います。

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯 ( さいこかりゅうこつぼれいとう ) 不眠や便秘を伴う、胸部に感じる動悸に用います。心因性のものに効果的です。 神経の高ぶりをしずめて、心と体の状態をよくします。 具体的には、高血圧や動脈硬化にともなう諸症状、神経症や不眠、また、精神面がかかわる動悸や性的機能の低下などにも用います。 体力が中くらい以上の人で、肋骨下部が張り胸苦しさのある人に向きます。
  • 桂枝茯苓丸 ( けいしぶくりょうがん )緊張すると動悸する、家でリラックスしている時に動悸で胸があおられる。動悸は生活の中でありふれた症状ではありますが、それが日常的に続くとなると非常に気になるものです。心臓がどうかしてしまったのではないかと恐怖心にかられる方も多く、当薬局でもご相談の多い症状の一つです。ただし動悸は漢方薬によって治りやすい症状です。私見では漢方治療を行う上での基礎的症状だといっても過言ではありません。滞った血の巡りを良くする薬です。体力がある人ののぼせやめまい、頭痛に。

更年期症状 動悸

一般的な運動後の動悸と違い、激しく体を動かしたわけでもないのに突然胸がどきどきすることがあります。
場所やシーンも問わず寝ているときに症状が出るケースも。
また、呼吸がしづらく息切れを起こしたりします。

女性ホルモンは、脳の視床下部によってコントロールされていますが、更年期になると卵巣の機能が衰え女性ホルモンの分泌がうまくできなくなります。
卵巣の機能が低下・停止しているのにもかかわらず、視床下部は「女性ホルモンが減った」という情報をもとに性腺刺激ホルモンを出し続け、ついには視床下部がパニックに陥ってしまいます。
視床下部は、自律神経や免疫系の中枢でもあるので、自律神経のバランスも崩れてしまいます。
自律神経は、拍動や呼吸などをコントロールしているため動悸や息切れなどの症状が引き起こされてしまうのです。

心拍は、自律神経によってコントロールされているため、動悸などの症状が引き起こされます。 また、エストロゲンには心血管に対する保護作用があり、更年期にはこの作用が失われることで動悸などの症状を伴う循環器疾患が増加すると考えられています。

さまざまな症状

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